主婦が借金返済できなくなったら、どうしたらいい?
主婦がカードローンを利用してお金を借入れしても、何らかの事情で返済できなくなるという事もありますね。仕方なく他の金融業者からも借りて返済したりしているうちに、多重債務になり、にっちもさっちも行かなくなるという事態も起こりえます。そういう場合、どのようにしたら良いのでしょうか。
そういう場合は、まず、債務整理をして少しでも借金を減らすようにする必要があります。でも債務整理って、どのようにしたらいいのか、素人では分かる筈がありません。こういう場合は、「法テラス」(電話0570-078374)や「国民生活センター」(電話03-3446-1623)に相談してみましょう。「法テラス」は国によって設立された機関で、どのように解決したら良いのかを無料で相談できる窓口です。「国民生活センター」は国が設置している独立行政法人で、色々な生活上のトラブルに関して相談ができる所です。以上のような所で、どのように債務整理をしたら良いか相談してみましょう。
債務整理にはいくつかの種類があります。まず1つは、「任意整理」で、債権者と話し合って、借金を減額してもらったりするものです。法的整理とは違うので、財産が差し押さえられることはありません。ですが、この「任意整理」というのは強制力がないので、債権者が承諾してくれなければ成立しないというデメリットがあります。例えば借主が、それなりの会社に勤めていたりすると、借金の減額には応じないでしょう。ですが、借主が生活保護受給者だったり、無職だったりすると、債権者は断念して減額に応じることになります。いずれにしろ、任意整理をするには、まず弁護士を立てる必要性があります。
もう一つは「個人再生」という債務整理です。これは不動産等の財産を手放すことなく、借金を5分の1に減額させるというものです。これは裁判所によって強制的に行われるので、「任意整理」とは違い、債権者が反対することは出来ないことになっています。こちらも弁護士に頼んで手続きしてもらう必要があります。
そして「自己破産」という債務整理です。これは借金をしている人が裁判所に申し立てて、その借金をゼロにしてもらうというものです。もし財産があればそれらをすべて売り、それを借金返済にあて、それでも残ってしまった借金をゼロにします。財産がなければ、即借金はゼロになります。自己破産をした人は、10年間はどこからもお金を借りたりすることが出来なくなりますが、新たな再スタートが切れるということにもなります。