パートでも住宅ローンって借りられるの?
パートやアルバイトで働いている人が、住宅ローンを組むのは難しいと言われています。銀行等で住宅ローンを組む場合、やはり雇用の安定性を重んじます。パートだと、もし勤めている会社が経営不振になった時、まず、解雇されやすいのはパートやアルバイトの人たちだからでしょう。
銀行の場合は、勤続年数3年以上、社会保険に加入しているかどうか、年収が106万円未満ではないか等、きびしく審査されます。しかも、それ以前にパートやアルバイトの人はローンは組めませんと、最初から決めている銀行の方が多いのです。
なら、パートやアルバイトでしっかり仕事をしているのに、そういう人達には、住宅ローンを組む事は無理なのでしょうか。いいえ、そういう訳ではありません。フラット35という住宅ローンなら大丈夫かもしれません。フラット35は、少し前にテレビのCMで宣伝していた時期があるので、その名称なら聞いたことはあるのではないでしょうか。
フラット35というのは、民間金融機関と住宅金融支援機構が組んで提供している、住宅ローンのことです。これは長期固定金利となっていて、最長35年間、同じ金利で返済して行くものです。一般の銀行では長期間、同じ金利で住宅ローンを融資するのは、とても難しいのですが、このフラット35はいわば国の機関である住宅金融支援機構と組んでいるので、銀行のリスクが緩和されるため、35年間という長期でも固定金利で貸し付けすることができるのです。
フラット35には様々な特徴があるのですが、その中でも契約社員やパート社員でも借りやすい、勤続年数が1年未満でも借入れ出来る、奥さんのみでも借入れが出来る等、パート社員でも住宅ローンが組める可能性が出てくるのです。
ですが、やはり審査を通らなければ話になりません。銀行の住宅ローンと比べれば、審査は緩いかもしれませんが、それでも住宅ローンを組むにはそれなりの審査があります。その審査を通りやすくするためには、頭金を用意しておくというのは重要です。出来れば総額の2割の頭金を用意出来れば、審査は通りやすくなるででょう。
また、自動車ローンやカードローンの借入れがあるなら、それは返済してからの方が審査が通りやすくなります。その点で、1回でもローンの返済が遅れたりしていると、審査が通りにくくなることがあるので、注意しましょう。
ですが長期のローンを組むのは覚悟のいることです。現在はある程度の収入があっても、将来どうなるか分からないですから、十分に考えてローンを申し込みしましょう。